最後のやさしさ


いよいよ明日は最終出勤日です

最後のランチはお気に入りのお店にしました♪

夫婦で経営されてるのか
いつもホールは女将さん(と呼びたくなる)
が1人でまわしている
とても小さなお店なのですが
ここに来店してから
初めて和食ランチにハマりました



デスク周りを片付け
書類やメールの整理をして
あとは身一つで出ていくだけ!
…とまでは言いませんが

少しずつ自分がいなくなるための
準備をするというのは
清々しいような、やはり少し寂しいものです

みんなには当たり前に続く明日が
私の日常からはもうなくなるというのが
信じられません





悔しさとやるせなさと悲しさを
ぎゅうぎゅうに紙袋に詰め込んだ
数年前のあの日

当たり前の明日を信じていたのに

洗練されたビルを背に
両手に抱えた、指がちぎれそうなくらい
くい込んだ紙袋の重さを、私は忘れない

あのときに背中を見せたきり
振り返らなかった会社の中にも
わずかに励ましてくれた方や
一緒になって心を痛めてくれた方

そんな人たちの優しさも
忘れてはいけない



新しいスタートは
いつもドキドキです

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のどか珠響

のんびり屋なもの書きの綴り