幸福のチケット


ケーキの箱が入った紙袋

プレゼントがはみ出した紙袋
一日の疲れを滲ませながらも
どこかしあわせそうにそれらを抱える
そんな人たちであふれている帰りの電車内

まるでそれらが

クリスマスを楽しむためのチケットのよう



一か月も前から飾られている

街々のイルミネーションが

今日はいつもに増してキラキラして見える


そんな中、私が手に提げているものは

ごちそうも夢も何も詰まっていない

空っぽのお弁当箱


ちょっとだけ、寂しい帰り道でした笑

本番は明日だからね


サンタさんに、幸あれ!

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のどか珠響

のんびり屋なもの書きの綴り