アンカーは下ろしたままで


久しぶりに港の方を歩いていたら

ふと故郷を思い出して

青い情景から目が離せなくなった


人肌恋しいということばがあるように

郷恋しいということばはないのだろうか


汚いところもたくさんあるのに

わが町となった今では

そこも含めてやはり好きなのです


もう少しだけここでがんばるから

飽きるほど見慣れた町が小さな変化を積み重ねて

知らない顔をするようになっても

まだ帰れないんだ


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のどか珠響

のんびり屋なもの書きの綴り